【使える資産は有効活用】ゆとりを生む住宅購入術② かわら版Ⅱリッチライフ

中島④

2017.05.30 | かわら版Ⅱリッチライフ

家計の大半を占める住宅費の質を上げる方法を3回に分けてお届けしております。
第一回目はコチラ

2回目は、「ストック資産の有効活用」についてです。

まずストックとは、不動産業界では中古住宅のことを指しますが、広義では“既にあるもの”。

洋服や本、車などは、新品でなくとも、自分の好みの古着や古本、中古車などを買うように、
使えるものは、大切に長く使って無駄な消費をしない「ストック型社会」が、日本でも浸透しつつあります。

これは住宅にも当てはまります。
人口もドンドン増え、経済も高度成長していた頃は、使える住宅でも壊してまた建てる、いわゆるスクラップ&ビルドスタイルでも、むしろ経済が回せて良かったのかもしれません。ただ、このスタイルは、人口も減りつづけ貧富の格差もひろがりつつある今の日本にはフィットしない人のほうが多いのでは、と思います。

そら2

まだまだ住める高品質な中古住宅は、必要な補強やカスタムはしつつも、しっかりと活かしながら長く使う。
そうすると、生涯でみる支出が減り、収支の差(ゆとり)に余裕がでます。
使わなくてよいリノベ費用は、貯蓄やお子様の教育資金、ちょっとリッチな外食など、家族のためにまわすことをお勧めします。

 


その②  やりすぎない、ストック型のリノベスタイル。

【ポイント】
・中古リノベを選んで終わりじゃない。
・家の状態を調査しないと、不要な改修工事のリスクが。
・将来の資産にならないリノベ費用は、なるべくセーブ。



◆「マイホームに、中古住宅を選んだ」、それで終わりではありません。

いかに賢くリノベーションするかが、今後のリッチライフを大きく変えます。
リノベーションとは、補修・修繕だけでなく住宅に新たな価値を与えるものです。まず耐震診断や住宅診断を行い、家の健康診断をしてから、必要な補修や補強を行うのは必須事項。あとは、快適に過ごすために必要な改修ですが、これは水周りなど取替え工事を行う方が多いです。

キッチンも、寝室も、リビングも、ぜーんぶ好みの間取りにしたい。
新築じゃないし、どうせなら少し贅沢しても。と、あれこれリノベーションをしていくと、結局新築を購入するのと変わらなくなる、なんてことも起こりえます。もしくは、住宅診断をせずに「中古はこわいから」と、不必要な補強工事までしてしまうことも、もったいない話です。

家族の幸せのためのカスタムは是非こだわりたいところですが、それも購入後の家計の余裕をある程度残せる予算内で収めたいもの。家の広さにもよりますが、1000万円以上かかるリノベーションは、本当に不要なものがないかチェックしてみることをお勧めします。

 


家の購入は、とかくテンションがあがりがち。
中古リノベーションでも、雑誌やテレビで見るのは『古民家をまるごと改装』や『一流の建築士が注文住宅のように全とっかえするような素敵なリノベ住宅』といった非現実的なものが多く、地に足の着いたリアルなリノベーションを見る機会は、実はあまりありません。いざというときに舞い上がって判断が狂ってしまわないように、「オレの家」サイトでも公開していますが、地元の工務店や不動産会社が掲載している『施工実績』などや『お客様インタビュー』などの実例をたくさん見て、知識や引き出しを増やしておくと良いと思います。

勢いで年収以上もする設備を入れて、後で一家全員がローンに苦しめられるなんてことの無いように。家は、勢いで買うものではありません。

 

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