購入後、老後のゆとりを作る住宅購入術① かわら版Ⅱリッチライフ

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2017.05.23 | かわら版Ⅱリッチライフ

昔、よく上司から言われていた言葉があります。

「経費を削減するときは、大きな出費から見直せ」

これって、家計にも当てはまります。
ついつい小さい出費を頑張って節約しがちですが、大きな出費の見直しって意外と忘れがち。
特に固定で使っている費用って、「こういうものだ」「当たり前」と思い込んでしまうことが多いと思います。
高いとは思っても特に疑問を持たずに払いつづける住宅費や、他のサービスとの違いがよく分からないけどとりあえず安心のために支払っている保険料など。特に子供や車など出費が増えていく時期に差し掛かる人は、まず大きな出費の質を見直すことをお勧めします。

という訳で、今や家計の大半を占める住宅費の質を上げる方法を3回に分けてお届けします。

ちなみに、住宅費は手取り月収の25%に納めるのが理想的といわれています。
多くても30%以内、40%を超えている場合は危険かも?急いで見直しを!!


その①  将来、自分の資産になるもの=土地にお金をかける。

◆日本では、住宅(ハコ)は資産ではなく消費財です。
なぜか同時に「固定資産」ともみなされますが、日本では住宅は「消費財」にあたります。(国としては、消費税も固定資産税も徴収できる仕組みをつくっているわけですね。)時が経つにつれ価値が認められなくなるため、たとえ3億円かけて超ゴージャスな建物をたてても、悲しいかな、木造なら22年で税務上の価値はゼロに。

価値

ただ、国がゼロと決めているだけで、25年経っても普通に住めるという点で価値はあるし、建てた人にとっては宝物(プライスレス)ですので、お金に余裕があり、まっさらな家を建てること自体に並々ならぬ情熱をかけているという場合は、新築の注文住宅という選択も十分価値があると思います。(誰も使っていない快適さで見ると、新築に勝るものはありません)

◆一方、土地は資産になります。
高度成長期時代のように、地価が上がりつづけるということは今の世の中ではありませんが
よっぽどの事件や地殻変動などがない限り、地価が大暴落することは滅多にありません。
(人口減に伴い緩やかに下降していくエリアもあるかもしれませんが、気になるなら購入予定地の地価の推移もしっかり把握しましょう)

例えば同じ予算内で家を買う場合、建物よりも土地にお金をかけたほうが確実に資産形成できます
また新築はハコ代だけで数千万かかりますが、築25年も経っている中古住宅はほぼ土地値のみで流通することもザラです。
つまり、土地を買えば家がついてくるという仕組み

なので、中古住宅の場合はノベーション費用だけで、自分好みの間取りや水周りも新品の住宅を手に入れることができます。おまけに、売主が一般人の場合は消費税もかかりません。
エリアや物件の状態によりおトク度は変わってきますが、人気のエリアだと1千万円単位で差がつきます。
(ただ、中古の場合、住宅診断&耐震診断をしないと的確なリノベができないので、家の価値や劣化状況を把握することは重要になります。この話は、また後日)

その差額分を土地代にまわすと、より大きな土地を所有でき、月々の出費は同じでも将来手にする資産額が大きく変わってきます。月々の出費を抑えたい場合は、差額分を貯蓄に回せば月々の住宅費は圧縮できます。

差

※土地1500万円+新築住宅1500万円を購入した場合と、土地1500万円+リフォームした中古住宅300万円を購入した場合の月々の返済額の差。(35年、金利1%換算)


家は、建てることが目的ではなく、家族が幸せに過ごすためのものと考えるなら、
可処分所得の多い選択や、将来より多くの資産を作れる選択を選ぶ方が良いと思います。

もしマイホームを探していて、新築だけしか見ていないなら、まず中古住宅も検討してみてください。
もし、家は欲しいけどお金が無いからずっと賃貸しかないや、と決め付けているなら、「オレの家」に相談してみてください!

大切なのは、選択肢を増やし、具体的にシュミレーションすること。
マイホームを持つ目的を見極めること。

可処分所得がずっと変わらないとはいえないし、子供がいれば消費は増えます。
ボーナスも、毎年あるとは限らない。
今は払える額でも、5年後、10年後払い続けられるとは限りません。
住宅ローンは、頭金がなくても借りられるようになり便利にはなりましたが
返済シュミレーションが甘いと、後々困るのは自分であり、家族です。

国の制度は簡単には変わりませんので、物事の仕組みを知って、少しでも得するほうを選ぶようにしたいものですね。
次回は、『ストック資産の有効活用』について。

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